特集「ヨモヤマビルド」

おすすめの映画

こんにちは。細木大輔です。

 

みなさん、映画「ボヘミアン・ラプソディ」は観ましたか?
私はつい先日。ようやく観る事ができました。

この映画は伝説的ロックバンド「クイーン」のボーカリスト、フレディ・マーキュリーの半生を描いた伝記映画です。
フレディはHIV感染合併症により1991年に亡くなりました。
私がクイーンを初めて聴いたのは、遅い中二病を発病し洋ロックをあさるように聴き始めた中学3年の時なので、1994年、フレディが亡くなってから3年後のことでした。
初めてクイーンを聴いた時の印象は、「なんだかポップで夢いっぱいって感じ」
どちらかというとハードで骨太な曲が好きだった私は、エアロスミスやニルヴァーナばかり聴き、クイーンはそれほど、でした。
それから大人になり(中二病が完治し)いろいろなタイプのロックのよさが分かるようになってからは、クイーンもなかなか良いな~と思えるようになりました。
特に映画のタイトルにもなっているボヘミアン・ラプソディは名曲中の名曲だと思います。

 

そんなクイーンの映画が去年末公開されると知り、「音楽の映画なんだから、出来るだけ音のいい映画館に見に行かなくては」と思ったものです。
ところが年末年始の忙しさから、なかなか時間が取れず、もう映画館に見に行くのは難しいか…と思っていたところ、日本では異例の大ヒット、上映期間もどんどん延びているとのことで、ついに友人を誘って、IMAX上映を観にいく事が出来ました。
とにかく評判の良い映画だったので、ものすごく期待して行ったのですが、はい、期待以上でした。
音楽が好きな人なら、自信を持ってお勧めできます。
バンドの映画というと、インタビューなどを交えながらドキュメンタリー形式の映画が多いですが(We Are Xなんかがそうでしたね)、ボヘミアン・ラプソディはボーカルのフレディを主人公としたドラマにクイーンの楽曲を挟み込む、まさに音楽劇でした。
もうクイーンの曲が流れるだけでも感動なのですが、俳優の名演、ストーリーの組み立て方もうまく、ライブエイドのシーンから始まった映画がまたラストでライブエイドに戻ってきたときなんかは、映画館で恥ずかしげも無くボロボロ涙を流してしまいました。
また、さすが映画の国が作った作品だけあって細かなディテールも手を抜かないところがすごい。
フレディを演じたラミ・マレックは一挙手一投足までフレディになりきっていたし、ライブエイドは何度か本当の映像も見たことがあるのですが、再現度がものすごい。
あと、ブライアン・メイ、お前似すぎだよ。本人かよ。

 

久々に、何度も観たいと思える映画に出会いました。
まだ観ていない方、音楽が嫌いでない方は是非映画館に見に行ってみてください。とてもお勧めです。

 

クイーンとかよく知らないけど楽しめるのか?

 

そう思っている方、大丈夫です。
どこかで聴いたことがある曲が多いですし、クイーンは日本でも大ヒットしているようにとても聴きやすく、初めてでも良いなと思える曲はたくさんあります。
予習無しでも楽しめますが、もし少し聞いてから観にいきたいと言う方には次の曲がお勧めです。

 

・キラー・クイーン
クイーン初のスマッシュヒット曲で、クイーンをよくあらわしている曲だと思います。
映画ではサラッとしか流れなかったですが、ボヘミアン・ラプソディに繋がる超重要部分にもかかわっているので、聞いていくのをお勧めします。

・ボヘミアン・ラプソディ
いわずと知れたクイーンの代表曲であり、映画のタイトルにもなっています。
さすがにタイトルだけあって、この曲の作成部分はとても濃厚な密度で書かれています。

・地獄へ道づれ
ご存知吉良吉影のスタンド「キラークイーン」第3の爆弾。
ボヘミアン・ラプソディがクイーンにおけるイギリス最大のヒットならば、こちらはアメリカでの最大ヒット曲。

・ショウ・マスト・ゴー・オン
個人的にとても好きな曲です。
フレディ生前最後に発表されたアルバム「イニュエンドウ」のラストを飾るこの曲は、死を受け入れたフレディが「命ある限りショーを続けなくてはならない」という自身の天命を歌ったものです。