特集「ヨモヤマビルド」

荒木町散策

会社を出て津の守坂通りを渡るとそこはすぐ荒木町。
荒木町は江戸時代の花街が起源で、いまでも流しの三味線ひきが歩いているなど昭和の風情を感じる小さな路地に、こじんまりとした小料理屋、居酒屋、バーなどが寄り集まった一画を形成しています。

 

文化放送やフジテレビなどが近くにあった時代はマスコミ関係者が通っていた街で、いまでもタモリさんを見たなどの話がでたりします。
とはいえ初見だったり若い人たちが突然訪れても、どこに入ったらいいのかわからないでしょうし、入りづらかったりで意外と敷居が高かったりもします。
時価の札がかかった焼き鳥専門の酒場や高級クラブもあるので。

 

一方で、母親と娘さんが経営している小料理屋さんや焼き鳥専門酒場、女性二人で経営しているバー、ミシュラン一つ星の小料理、しゃれたフランス料理、羊肉がおいしいジンギスカン、カフェバーのような中華など、手頃な予算でおいしいお酒や食事が楽しめるお店もたくさんあります。

タバコが嫌いでもお酒と料理を楽しめる禁煙のお店や女性同士でも気軽に使えるお店も結構あります。

 

こんな荒木町を気軽に体験できるイベントが毎年11月に開催されます。
今年はすでに終わってしまいましたが、荒木町の30店舗以上が参加する「ミシラン」(http://www.arakicho.com/info.html)です。

日頃、敷居が高いお店や、こんなところにあるの?というような見知らぬお店が、料理一品とお酒のセットが1000円、1500円で提供されて、誰でも入ることができます。

このミシランで荒木町の入門編を体験して、気に入ったお店があればそこから荒木町を深く知るというのも一興かと。

落ち着いた大人の夜の憩いの場を持つのもいいものですよ。