発明品
こんにちは、田舎者の深谷です。
最近開発した、発明品?を紹介します。かなりマニアックな品物です。
名付けて、バイオリンエージングマシンです。
一般的に、バイオリンは、弾き込むほど、響きがよくなり、反応も早くなると言われています。どれくらい弾き込めばよいのか?数百時間とも、数万時間とも言われていますので、演奏家でもない限り無理な話です。
もともと、オーディオ好きの私は、エージングというと、スピーカを一定時間鳴らすことでスピーカの響きをよくすることをよく行います。それと同じ原理だなと考えました。
そこで、スピーカを使ってエージングマシンを作成しようと考えました。
原理としては、多くのスピーカは、振動版を電磁磁石(ボイスコイル)で振動させることで音を出しています。この振動版を、バイオリンのボディーに置き換えるというものです。
一方バイオリンは、弓でこすった弦の振動を、駒と呼ばれるボディに密着したブリッジを振動させ表面のボディを構成する木に(スプルース)伝え、ボディの中の魂柱と呼ばれる木柱が裏の板(メープル)に伝えると同時に、駒と魂柱の間で「てこ」の原理で、丸いボディを使いことで広い周波数帯を増幅することで音を鳴らしています。
つまり、バイオリンの駒に、ボイスコイルの振動を与えれば、弾くことと同様な効果を与えることができるのではないかとの発想です。
早速作成に取り掛かります。必要な部品は、スピーカと板材を少し。
1.まずスピーカからコーン紙を取り除きます。
2.ボイスコイルに駒へ震度を伝達するアームを作成取り付けます。
このアームは、できるだけ軽量で非磁性体でコシのある材料ということで、楽器との相性を
考えて木だけで作成します。接続部分に、ねじや、釘を使いわないようにします。
3.このアームを駒に接触させるために木材でアーチを作ります。
4.たぶん一番大事なのはこのアームを駒にどれくらいの圧力で接触させるかだと思います。理想は、弓を押し付ける力と同じにすることかなと思います。
5.スピーカには、パワーアンプを接続します。ここにも重要なファクターがあり、ダンピング特性の高いアンプがよいですが、ここは、長時間駆動するため、低消費電力の20Wのカーオーディオ用に開発されたICアンプを使います。
6.あとは、鳴らすだけ。音源はバイオリンソロのCD、後藤みどりのパガニーニ24のカプリースできまり、これは超絶技巧のオンパレードのバイオリンソロですので、バイオリンのあらゆる音を鳴らしてくれるのです。
7.鳴らしてみると、実際に弾く音量と同等の音を出すことができました。あとは、百時間程ならしてどのようになるかですが、これがまた家でなり続けるとなるとかなりな音量なので部屋に閉じ込め鳴らし中です。結果は次回のお楽しみということで…今回の発明品は○か×か?結果はいかに。 ちなみに製作時間は、3時間程でした。