特集「ヨモヤマビルド」

ボルダリング部(スポーツクライミングの世界)

ずいぶん間を開けてしまいました…
ボルダリング部部長の細木です。

 

5月は久しぶりに部活動を行いました。
場所はいつものB-PUNP東京秋葉原。
数か月ぶりの部員もいて、皆さん体がなまっています。

 

今回も小谷先輩にビジター参加いただきました!
もっと輪を広げていけるよう頑張ります。

 

さて、今回はちょっと競技としてのボルダリングのお話をしたいと思います。

 

国際オリンピック委員会(IOC)は、2020年東京五輪の組織委員会が追加種目として実施を提案している5競技18種目を承認し、8月にリオデジャネイロで行われるIOC総会に一括して提案することを決めたそうです。

 

総会に提案されるのは次の競技です。
「野球・ソフトボール」
「空手」
「ローラースポーツ(スケートボード)」
「スポーツクライミング」
「サーフィン」

 

スポーツクライミングが東京オリンピックで見られる可能性、濃厚になってきました。

 

私、飲み会などで「ボルダリングやってます」「コンペにも出ます」というと大抵聞かれるのが次のようなこと。

  • そんな大会があるの?
  • ボルダリングってどうやって競うの?速さ?
  • ボルダリングのプロっているの?

 

世界・国内のコンペシーン

まず、世界規模の最も大きな大会といえば、IFSC(国際スポーツクライミング連盟)の「クライミングワールドカップ」です。
年に数回、世界各国で行われ、年間チャンピョンなども選ばれます。
今年は埼玉県の加須市でも行われました。

 

国内の大会では、キョーリン製薬グループ主催の「ボルダリングジャパンカップ」
そして、アウトドアブランドのノースフェイスが主催する「The North Face Cup」がとくに有名です。

 

その他にも、クライミングジムが主催する草の根トーナメントが全国各地で頻繁に行われています。

 

皆さんも、インターネットの動画サイトで「クライミング ワールドカップ」などで検索してみてください。
重力を超越した異次元のクライミングを見ることができますよ。

 

世界で活躍する選手

そんなスポーツクライミングですが、日本は実は強豪国として位置づけられてます。

クライミングが盛んなヨーロッパの国々に比べると選手層は厚くないですが、世界に名をとどろかせる選手がいるのです。

 

特に活躍が目覚ましい人を何人かご紹介いたします。

 

・野口啓代(のぐちあきよ)
世界で活躍する日本人クライマーといえば、真っ先に彼女が出てきます。
ワールドカップ優勝多数、年間優勝も4回という、まさしく世界最強の女性クライマーの一人です。

国内では、ボルダリングジャパンカップ10勝9連覇(2005年の第1回から2014年の第9回まですべて優勝、第10回こそ優勝の座を明け渡すも、今年度の第11回で再び優勝)という鬼神のごとき強さを誇っています。

 

・野中生萌(のなかみほう)

そんな野口啓代に年々迫っているのが、野中生萌選手です。
1997年生まれのまだ18歳ながら、ワールドカップ優勝、ノースフェイスカップ優勝など、多くの大会で成績を残しています。

特に、国内の大会では野口啓代選手とのワンツーフィニッシュがもはや定番という感じ。

彼女は2016年のワールドカップシーズンも好調で、現在総合2位。

現在1位のショウナコクシー選手が独走状態ですが、残りの大会で巻き返して、ぜひ頑張ってもらいたいです。

 

・楢崎智亜(ならさきともあ)

女子に比べると、男子選手の活躍は目立って無いですが、今年はすごいです。

楢崎智亜選手は、なんと現在ワールドカップ総合1位です!

ボルダリングでは初となる(リード部門では過去二人いる)日本人男子の総合優勝に期待がかかります。

 

 

ちょっと部活動とは離れた話になってしまいましたが、いかがでしたか?

実をいうと私、ビルドシステム・ボルダリング部として部員とともにコンペに出場したいという野望を持っています。

そのためには、既存部員を鍛えるとともに、新入部員の獲得にも精を出さねばなりません。

頑張ります!

 

お付き合いありがとうございました。