アライメントエンジン使用されている技術について(2)
アライメントエンジンに使われている技術について紹介したいと思います。
第二弾として、テンプレート領域の演算について説明します。
テンプレート領域は、単一領域ですが、、Aの領域に対してBの領域を合併、共通、除外という操作が可能でその操作により複雑な領域を作成することが可能になっています。ではここで、合併、共通、除外について説明します。
合併とは、次のように定義しています。
A∪B = {x|x∈A∨x∈B}
2つの領域を合わせて一緒にすることであり、2つの領域の論理和”or”を計算することを意味します。
次に、共通とは次のように定義しています。
A∩B={x|x∈A∧x∈B}
2つの領域の共通部分を見つけることであり、2つの領域の論理積”and”を計算することを意味します。
最後に除外とは次のように定義しています。
A\B={x|x∈A∧x[not∈]B}
2つの領域のうち一方の領域について、それに帰属する元のうち、同時に他方にも含まれる元を取り除いて領域を作成することであり、この領域は、AとBの補集合の交差領域とも定義できます。
このようにして作成した領域を画像に適応し解析範囲を絞り込み、テンプレート領域としています。
今回はここまで。次回に続く。。。